空腹の状態が続くと、たまに手が震えることがある。最初は「お腹すいたな」くらいにしか思ってなかったけど、そういえばこれって低血糖なんじゃないか、と最近思うようになった。とりあえず飴をなめれば落ち着くから、それでずっとやり過ごしてきた。でも医者からも薬剤師からも、低血糖について詳しい説明を受けたことは一度もない。これって本当は、もっとちゃんと知っておくべきことなんじゃないか。そう思って、今回改めて調べてみた。
低血糖とは何か
低血糖とは、血糖値が正常範囲より下がりすぎた状態のことだ。目安として、血糖値が60〜70mg/dL程度まで下がると、冷や汗、手の震え、動悸、強い空腹感といった症状が出始める。さらに40〜60mg/dL付近まで下がると、頭がぼんやりする、会話がうまくできない、視界がかすむといった、より重い症状が出てくるらしい。
俺が経験してきた「空腹時の手の震え」は、まさにこの初期段階の症状にあたる。今まで軽く考えていたけど、これは体が「血糖値が下がりすぎている」と発しているサインだったんだと、調べてみて初めて理解した。
糖尿病の治療をしている人の低血糖は、薬と食事・運動のバランスがうまく取れていないときに起きやすいそうだ。食事を抜いたり、食事の時間がずれたりすると起こりやすいというのは、俺の実感とも一致している。

低血糖を起こしやすい薬について
低血糖は、インスリン注射だけでなく、経口の血糖降下薬でも起こることがある。中でもSU薬(スルホニル尿素薬)というタイプは、血糖を下げる力が強い分、比較的低血糖を起こしやすいとされている。食事の時間が遅れたときなどに、低血糖を起こしやすいという特徴があるらしい。
正直に言うと、俺は自分が飲んでいる薬がこのタイプに当てはまるのかどうか、はっきり把握していない。薬について詳しく相互作用を確認したことはあっても、低血糖のリスクという観点ではきちんと聞いたことがなかった。これを機に、次回の診察や薬局で「自分の薬は低血糖を起こしやすいタイプですか」と、一度確認しておこうと思っている。

低血糖が起きたときの正しい対処法
低血糖の症状を感じたときは、すぐに糖分を補給するのが基本の対処法だ。具体的には、ブドウ糖(10g程度)、ブドウ糖を含む清涼飲料水(150〜200mL程度)、砂糖(20g程度)のいずれかを摂って、安静にするのがいいとされている。中でも吸収の早いブドウ糖が、症状を早く落ち着かせるには適しているらしい。
俺はこれまで飴でしのいできたけど、飴は種類によって糖分の吸収速度が異なるし、チョコレートなど脂肪分を含むお菓子は吸収が遅くなるとも言われている。低血糖の症状が出たときにすぐ対処できるよう、ブドウ糖のタブレットなどを常備しておいたほうが確実そうだ、と今回調べてみて思った。
車の運転など日常生活での注意点
低血糖が進行すると、意識がぼんやりしたり、会話や視界に影響が出たりすることがある。これは車の運転をする人にとっては見過ごせないポイントだと思う。運転中に低血糖の症状が出れば、事故につながるリスクも当然出てくる。
俺自身、これまで運転中に強い低血糖症状を感じたことはないけど、空腹時に手が震えることがある以上、他人事ではないと感じた。薬を服用している人は、運転前の食事のタイミングや、車内にブドウ糖を常備しておくことなど、医師や薬剤師に一度相談しておくのが安心だと思う。

まとめ
低血糖は、血糖値が下がりすぎることで起きる、糖尿病治療につきものの症状だ。手の震えや冷や汗といった軽い症状のうちに、糖分を補給して対処することが基本になる。ただ、自分が飲んでいる薬が低血糖を起こしやすいタイプかどうか、正しい対処法は何か——こうしたことを、俺自身、これまできちんと確認してこなかった。
同じように「なんとなく飴でしのいでいる」という人がいたら、一度、主治医や薬剤師に自分の薬のリスクを確認してみることをおすすめしたい。
著者:のぞむ(脳梗塞・心不全・糖尿病の当事者)
自分の闘病経験が、誰かの「まさか自分が」を防ぐヒントになれば、このブログを書く意味があると思っています。
※この記事は当事者の体験と公開情報をもとに作成しています。医療上の判断は必ず医師にご相談ください。


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