心臓リハビリとは——心不全後の運動療法について

心臓リハビリとは——心不全後の運動療法について 心不全

心不全が発覚してから、医者に言われたのは「塩分を控えて、日常的に運動してください」というシンプルな指導だけだった。正直、心臓リハビリという言葉すら聞いたことがなかった。でも記事を書くにあたって調べてみたら、心臓リハビリって病院で行う正式な医療プログラムのことだった。なんで俺は勧められなかったんだろう、って気になったので、そのあたりを含めて調べたことをまとめておきたい。

心臓リハビリテーションとは何か

心臓リハビリテーションとは、運動療法だけを指す言葉じゃなく、危険因子の是正、患者教育、カウンセリングなどを含めた、多職種による包括的な疾病管理プログラムのことを言うらしい。具体的には、自転車こぎやトレッドミルを使った有酸素運動、下肢・体幹の筋力トレーニング、呼吸法・リラクゼーション、栄養・服薬指導などで構成される。

心不全患者に対する効果としては、運動能力や症状、生活の質の改善に加えて、再入院率や死亡率の低下も報告されているそうだ。単なる「運動しましょう」ではなく、心拍数や血圧をモニターしながら医療者の管理下で行う、れっきとした治療の一環なんだと知って、正直驚いた。

なぜ俺は心臓リハビリを勧められなかったのか

調べて分かったのは、心臓リハビリが保険適用になるには一定の基準があるということ。左室駆出率が40%以下であることや、BNP・NT-proBNPという血液検査の数値が一定以上であることなど、比較的重症度の高い心不全が対象になっているらしい。

俺の場合、心不全は「軽度の低下」で、内服治療でコントロールできる範囲だった。だから振り返ってみると、正式な心臓リハビリプログラムの対象になるほどの重症度ではなかった、というのが実情に近いんだと思う。医者からリハビリの話が一切出なかったのも、それを踏まえた判断だったんだろう。

つまり「心臓リハビリを受けなかった」というより、「受ける基準に達していなかった」というのが正確な表現なんだと、今回調べて初めて理解できた。

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医師の指導による「自己流」の運動療法

とはいえ、俺も何もしていないわけじゃない。医師の指導のもと、塩分を控えめにした食事と、日常的な運動を心がけている。正式な心臓リハビリのように病院で心電図をつけながら運動するわけじゃないけど、自分の生活の中で「動くこと」を意識するようにしている。

これまで運動中に息切れや動悸で不安になったことは特にない。体調の変化がないか、日々の血圧・体重測定と合わせて自分なりに気をつけている感覚だ。

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自己流で運動を始める前に気をつけたいこと

ここは俺自身への戒めでもあるんだけど、心不全がある状態で運動を始めるときは、必ず医師の指導のもとで行うべきだと思う。心臓に負荷がかかりすぎる運動は逆効果になる可能性があるし、どの程度の運動強度が適切かは、心臓の状態によって人それぞれ違う。

俺の場合はたまたま軽度で、医師から「日常的な運動を」という大枠の指導で済んでいるけど、症状が重い人ほど、正式な心臓リハビリプログラムの対象になる可能性が高い。もし心不全と診断されて、運動についての具体的な指導がまだない人がいたら、一度「心臓リハビリという制度があるらしいですが、自分は対象になりますか」と主治医に聞いてみるといいかもしれない。

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まとめ

心臓リハビリテーションは、運動療法・患者教育・生活指導を含む、心不全治療の正式なプログラムだ。ただし保険適用には重症度の基準があり、軽度の心不全の場合は対象にならないこともある。俺自身がそうだったように、正式なプログラムを受けていなくても、医師の指導のもとで塩分制限や日常的な運動を続けることは、心不全と付き合っていく上での基本になる。

自分がどの段階にいるのか、運動をどの程度していいのか——気になる人は遠慮せず主治医に聞いてみてほしい。


著者:のぞむ(脳梗塞・心不全・糖尿病の当事者)
自分の闘病経験が、誰かの「まさか自分が」を防ぐヒントになれば、このブログを書く意味があると思っています。
※この記事は当事者の体験と公開情報をもとに作成しています。医療上の判断は必ず医師にご相談ください。

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