心不全の検査入院にあたって、まず医師からカテーテル検査の概要説明があった。条件は、家族同伴で説明を受けること。同意書にも家族のサインが必要だった。
遠方に住む家族に来てもらって、一緒に説明を聞いた。その時、家族がぽつりと「痛そう」と漏らしたのを今でも覚えている。
検査自体は1時間程度だったが、体感的にはとても長く感じた。今回は、そのカテーテル検査で実際に経験したことを、当日の流れに沿って書いておく。
カテーテル検査とは何のための検査か
カテーテル検査とは、細い管(カテーテル)を血管から心臓まで挿入し、心臓の内部や血管の状態を直接調べる検査のことだ。造影剤を使って冠動脈の狭窄や閉塞がないかを確認したり、心臓内の圧を測定したりすることで、狭心症・心筋梗塞・心不全などの原因や重症度を評価する。
俺の場合は、心不全の原因や心臓の状態を詳しく調べる目的で受けることになった。
検査前——家族の同意書と「痛そう」の一言
検査を受けるにあたって、まず医師からリスクを含めた説明があった。この検査は一定のリスクを伴うため、家族同伴での説明と、家族による同意書へのサインが必須とされていた。俺は当時、家族と離れて暮らしていたので、わざわざ来てもらうことになった。
入院は2泊3日。検査前日に入院し、当日にどんな検査をするかの説明を受けたが、食事などに特別な制限はなく、前日は普段通りに過ごせた。
こうした検査入院には、当然ながら費用もかかる。脳梗塞になった時の医療費についてはこちらにまとめているので、あわせて参考にしてほしい。

検査当日の流れ
当日は、検査の直前に看護師と一緒に手術室へ移動した。麻酔は局所麻酔のみで、意識がある状態での検査だった。
目隠しはされているが、カテーテルが体の中に入っていく感覚や、体が血で濡れている感触は伝わってくる。胸のあたりがゴソゴソと動く感覚があり、「本当に何かが心臓の中に入っているんだ」という実感があった。正直、怖かったし、気分のいいものではなかった。
検査時間は1時間程度。決して長くはないはずなのに、体感的には何倍にも感じられた。
手首(橈骨動脈)からカテーテルを入れる方法は、出血などの合併症が比較的少なく、体への負担が少ない方法として広く行われているらしい。それでも、意識がある状態でこの検査を受けるのは、俺にとってはなかなかハードなことだった。
検査後——圧迫止血のつらさ
検査が終わると、車椅子で病室に戻った。麻酔が切れてくると、カテーテルを入れた手首に痛みが出てきた。それ以上につらかったのが、出血を防ぐための圧迫用の固定具だった。リストバンドのようなものでとにかく手首がきつく締め付けられ、これが本当につらかった。
傷口がふさがるまでは、入浴や飲酒は禁止。手首の締め付けもあって、あまり動く気になれなかった。食事は、締め付けられていない左手でも食べられるよう、おにぎりや串に刺さったおかずが用意された。その日の夜は、痛みと圧迫感でほとんど眠れなかった。
これから検査を受ける人に伝えたいこと
これから同じ検査を受ける人に伝えたいことが3つある。
- 検査自体は1時間程度なので、つらくても耐えられる範囲だと思う
- 意識がある状態にどうしても自信が持てない場合は、全身麻酔などの対応が可能か、事前に医師に相談してみるといい
- 利き手ではない方から挿入してほしいなど、希望があれば遠慮せず伝えたほうがいい
家族に同伴してもらう場面もあるかもしれない。離れて暮らす家族にサポートしてもらうことについては、こちらの記事でも触れている。

まとめ
カテーテル検査は、正直かなりつらい検査だった。それでも、心臓の状態を正確に知るためには必要なプロセスだったと思っている。
心不全そのものの症状や治療については、こちらの記事で詳しくまとめている。

著者:のぞむ(脳梗塞・心不全・糖尿病の当事者)
自分の闘病経験が、誰かの「まさか自分が」を防ぐヒントになれば、このブログを書く意味があると思っています。
※この記事は当事者の体験と公開情報をもとに作成しています。医療上の判断は必ず医師にご相談ください。


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